すべての移住者が知っておくべき20の法律

どの国も独自の法律や規制があり、そのおかげで治安を守れていますが、中にはとても疑問に思うような法律もあります。ベトナムも例外ではなく、いくつかの法律は他の多くの国と似ているものもありますが、見る人によってはおかしな法律もあります。

本題に入る前に、ベトナム社会が儒教のコンセプトである「アジアの価値観」によって動いていて、いくつかの法律はその考え方に従っているということを覚えておきましょう。アメリカ人やヨーロッパ人にとっておかしなものも、アジア人には普通のことかもしれないのです。

1. 登録をしましょう。

移住者か旅行者かに関わらず、外国籍の場合は、転入したときに地元の警察に登録しなければなりません。旅行者の場合、この手続きは滞在先のホテルやホステルがしてくれることが多いです。(これがパスポートの提示を求められる理由です。)しかし、移住者のように滞在が長期にわたる場合は、家主がこの手続きを行わなければなりません。なぜか?単にあなたが住んでいることを知ることができるからです。

また、トラブルを避けましょう。近所に外国人があなただけの場合、あなたは真夜中の真っ暗な海の中にある灯台のように目立ってしまいます。

2. 2人以上がバイクに乗ること

これはよく見る光景かもしれません。バイクに4人家族全員が乗っているのは、違法です。ベトナムの法律と常識によると、2人以上がバイクに乗ることは違法です。さらに、自動車の運転やバイクに乗る場合は、世界の他の国と同じように、免許証が必要になります。

3. ベトナム人との深い付き合いは法律的には不可能

これは昔ながらの「正しいアジア人になるには」(実在するかは不明ですが)というようなものですが、外国人とベトナム人の婚外交渉や同棲は禁止されています。もちろん、ブイビエンで起こった危険な事件のことを思えば、この法律は大きな矛盾があると思います。いいニュースは:当局は近頃この取り締まりを強化していないということです。

もしあなたがベトナム人のパートナーと結婚したり子供を持つことを考えている場合は、ベトナム当局から忘れずに許可をもらうようにしましょう。婚外子は出生証明書に父親の名前を書くことができません。

4. 働くためには労働許可証が必要です。

一般的な考えとは逆に、観光ビザでベトナムで働くことは違法になっています。あなたが外国人労働者なら、完全な労働許可証が必要となり、有効期限は最長でも2年です。労働許可証は一般的に、あなたの雇用主が手続きをすることになっています。必要なものは学位、評価されている企業からの推薦書、あなたのフィールドでの経験の証明、有効な健康診断書です。

5. ビジネスを始めるための免許証にはお金がかかります。

もちろん、すべてのビジネスを始めるにあたりお金が必要なのは言うまでもありませんが、ここで言及しているのは創設資金だけではありません。ベトナムの法律によると、ビジネスを始めるための免許証を得る前に、少なくとも30,000ドルが銀行口座になければなりません。

これはビジネスを始めたり、そこまで創設資金がかからないオンライン小売業に影響を与えていますが、ベトナムにはこの方法しかないのです。もちろん、登録する前にビジネスを始め、それだけの額が揃ってから支払いを行う企業もありますが、これは危険です。ライバル会社にばれれば、確実に問題になります。

ビジネスの計画があるなら、ベトナムの法律に精通している弁護士と連絡を取り、可能であれば同じ分野のCEOに経験談を聞いて見るといいでしょう。

6. 不動産の購入は可能ですが、土地は買えません。

家を建てるための土地の購入や、3階建てのマンションのベランダでワインを飲むような生活に憧れたことはありますか?ここでそれは不可能です。

ベトナムの法律によると、家を買うことは可能ですが、土地を買うことはできません。すなわち家やマンションを買う夢は叶えられても、土地はあなたのものにはならず、借地契約となってしまいます。ベトナムの借地契約は最長で50年で、その後は料金を上げることなく更新することができます。なので、借地契約さえしておけば不動産を所有することはできますが、土地を所有することはできないのです。

7. 残業は違法です。

2013年に施行されたベトナムの労働法によると、週に48時間以上働くことはできません。これは1日最大8時間労働の合計であり、もし毎日働かない場合は残業代なしで1日10時間労働となります。

もし今午後8時で、あなたがこの記事を会社のパソコンで読んでいるのなら、あなたが法を犯している可能性が高いでしょう。言い換えると、すぐに家に帰った方がいいです。

8. お酒は18歳から

この記事で明確にしておきましょう。お酒を飲めるのは18歳からです。

9. 見習い期間を知っておきましょう。

たった今新たな仕事を手にし、そのポジションが専門的であったり職業資格が必要であるものだった場合、あなたの見習い期間が30日を超えることはありません。また大卒以上を条件としているポジションでは60日、その他の場合は6日となります。

給与は最低でもそのポジションの給料の85%が支払われるので、もしあなたがこの記事を読んでいて騙されていると気づいたのなら、次に何をするべきかわかるはずです!

10. ギャンブルは禁止されています。

政府公認のカジノ以外のギャンブルはベトナムでは違法です。この法律に違反した場合は誰でも、罰金又は禁固刑かその両方を科されます。外国のパスポート保有者の公認カジノへの入場は制限されています。

代わりに、そのお金を他の違法ではないことに使うことができます。

11. ポルノ写真を持ち込むのはやめましょう。

ポルノ写真をベトナムに輸入することは禁止されています。これは写真自体だけではなく、生産、配布、所有全てが違法になっています。この法律の施行はあなたの運次第で、罰則も罰金から退去命令まで幅広いです。安全のためには、疑わしいようなDVD店には行かないことです。この法律の理論的根拠は、ポルノ写真が伝統的なベトナムの価値観を壊しているということです。

12. 骨董品を輸出することは禁止です。

ダナンで見つけた可愛い花瓶はそこに200年近くあったものなんですか?悪いニュースは、文化省から許可を得ない限り、あなたはそれを母国に持ち帰れないということです。許可がないままベトナムから骨董品を輸出することは違法なので、どうしても持ち帰りたい場合は文化省に相談し、どうするべきか尋ねてみましょう。

13. ベトナムじゃなくてもクスリはダメ

ベトナムでの薬の使用は緩く無関心な態度があるようにみられています。その結果、マリファナの煙の匂いをこの地域で感じることは少なくありません。しかし、それに流されてはいけません。ベトナムの薬の犯罪に対する刑罰は厳しいものになっています。

ベトナムの刑法では、いくら少量であってもヘロインの所持で逮捕された場合は死刑の可能性があります。実際に麻薬取引によって終身刑や死刑を求刑されている外国人もいて、ベトナム当局は近年、麻薬関係の犯罪に対する取り締まりを強化しています。

14. 売春は違法です。

これには多くの人が驚くかもしれませんが、売春はベトナムでは違法です!特に男性旅行客が1人で歩いていると、夜の遊びに勧誘してくる女性を見ることがよくあり、バイクに乗った怪しい中年男性がマッサージをしないかと尋ねてくることもあります。これらの行為は違法で、告訴可能な罪なのです。

さらに、政府は特に未成年が関わっている性的な人身売買の取り締まりを強化しようとしています。多くの組織暴力団が関わっていることから、これらを撲滅するのは時間がかかりますが、取り組みはすでに始まっています。

また、マッサージを勧めてくる怪しいバイクの男を一発で追い払う方法を私は見つけました。「私はゲイです」と叫ぶだけで、彼らは夜の街へと消えていくのです。

15. 産休の権利

もし妊娠したら、最長で6ヶ月の産休を取得する権利があり、2ヶ月は強制となっています。産休中は給与の100%を取得することができ、双子など1人以上の子供を産む場合は子供1人につきさらに休暇を取得する権利が与えられます。

四つ子を妊娠したことを想像してみてください。そうなると、ほぼ1年は会社に行かないことになるのです。

16. 麻薬はダメ、武器もダメ、中古の車の部品も…ダメ

国へ持ち込むことが禁止されているもののリストが存在します。いくつかは納得いくもので、麻薬やポルノ写真など前述したものですが、中には一風変わったものもあります。

例えば、武器、弾薬、爆発物、軍用機器、ビールのブランドロゴが入っているようなTシャツを含む反動的で下劣な製品、花火、中古消費財(もちろん)、中古家電、環境を破壊し得る製品、中古のスペアパーツ、無駄で使い捨てのもの、申告をしていない5,000ドル以上の現金などです。そして私の個人的なお気に入りは、子供の性格、教育、社会秩序、安全性や平和を侵すような有害なおもちゃです。

しかし、400本以内のタバコ、100本以内の葉巻、500グラム以内の刻みタバコ、1.5リットル以内のアルコール度数22パーセント以上のお酒、2リットル以内のアルコール度数22パーセント以下のお酒(ビールやワイン)は持ち込むことができます。結局、そこまで悪くはないということです。

17. 写真撮影に注意

写真が趣味だったり、よく写真を撮る人は、軍事施設のやその近辺の写真を撮ることは禁止されているということを覚えておきましょう。カメラを没取されたり、厳しい尋問に遭う可能性があります。また、なぜ軍事施設の写真を撮る必要があるのでしょうか?

そのほかに、デモ活動の写真は撮らないようにしましょう。もし非公認のイベントの写真を撮っていると、あなたもそのメンバーの1人だと思われてしまい、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。特に外国人の場合は要注意で、拘留されたり強制退去になる場合もあります。

18. 持ち込めないもの

持ち込むべきでないものは前述の通りですが、ここではベトナムに持ち込めないものを紹介します。武器、弾薬、爆薬、軍の技術装置、骨董品、全ての種類の麻薬、有害化学物質、木、丸太、角材、全ての種類の加工された木材、腐ったもの(いらないですよね。)、野生や貴重な動物や植物、申告をしていない5,000ドル以上の現金です。

19. 結婚できる年齢は…

男性は20歳、女性は18歳です。もちろん、この情報は念のために載せただけです…

20. 国境付近に長時間滞在しないこと

先ほど、軍事施設の周りでは集まれないということを言いました。この法律は国境付近の地域にも適用されます。もしその周辺の村や地域を訪れる場合は地域の警察から許可を取る必要があるかもしれません。また、常に写真付きの身分証明書を携帯しましょう。これは進言しているのではなく、法で定められています。

これで外国人が知っておくべきベトナムの20の法律を知ることができました。常にこれらの問題を扱うときは注意しましょう。外国人が拘留され、パスポートが没収されるケースもあります。ベトナムの刑務所は身体的にも精神的にも良い環境であるとは言えません。不必要なトラブルに巻き込まれないように注意しましょう。

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