移住者にとって夢の住処ベトナム

簡単に仕事が見つかり、生活費が安く、生活の質が高いです。

それが本当なら良すぎるのですが、サマンサはその場所を直接確認することにしました。友人たちはベトナムでのいい暮らしをFacebookにアップすることに夢中でした。
そしてそれは本当だったのです。

彼女は南アフリカから初めてベトナムへ来たとき、1ヶ月かけて観光地巡りをしました。
それから、ほぼ努力なしで25歳で仕事を見つけることができたのです。彼女は、ベトナムで仕事を見つけることは、母国よりも簡単であると気づいたのです。
いくつかの分野における外国人に対するベトナムの豊富な仕事の機会は、世界中の多くの移住者を魅了して来ました。労働傷病兵社会問題省によると、2004年から2015年の間、外国人労働者の数は6倍になったということです。

世界中の移住者310万人の会員数を誇るInterNationsのExpat Insider調査2018によると、ベトナムは移住先TOP10にランクインしたといいます。

圧倒的大多数(81%)の移住者がベトナム人は友好的であると回答し、73%がベトナムは定住しやすい場所であると回答しました。
公式データによると現在83,500人の移住者がベトナムで働いています。この数字は1986年のドイモイ政策以降安定して増え続けているようです。それ以前は戦争やその被害により、長い間世界から遅れを取っていました。
母国で仕事を見つけるのが困難なため多くの移住者がベトナムへ来ました。多くの移住者は、十分な収入と貯金をしながらベトナムの生活を楽しんでいます。

需要の高まり

数年にわたる相対的な孤立の後のベトナムの急速な成長は様々な分野で移住者の需要を高め、特に幼稚園から大学レベルの英語の先生の需要が顕著に高まりました。
「移住者はFacebookで、教員を含む給与の高い仕事をさっと調べています。」とサマンサは言いました。現在、サマンサはインターナショナルスクールで教えていて、彼女が知っている5人の外国人のうち4人が同じ仕事についています。
そこまで経験や学歴がなくても、移住者が英語の教師の仕事に就くことができる一方で、他の分野での求人も豊富にあります。
ベトナムの調査サービス会社のNgo Thi Ngoc Lan地域統括部長によると、製造業、銀行業、小売業でも移住者の需要が高まっていると言います。
2017年に行なった調査では、小売業で回答のあった50%が外国人を雇うためのポリシーがあると回答しました。また56%の雇用主が東南アジア出身者を好み、22%がヨーロッパ出身者を好むということを明らかにしました。
求人の多さとは別に、高い給与も外国人を引き寄せる要因の1つになっています。2017年、ベトナムの移住者は平均で年間約88,000ドルを稼いでいるとロンドンに拠点を置くHSBCがExpat Explorer調査で明らかにしました。72%の回答者が母国と比べてベトナムの方が貯金ができると回答しています。
「移住者はベトナム人と比べると、30~50%多く給与が支払われています。」とLan氏はVnExpress Internationalに話しました。教育や製造業においては、移住者の給与はベトナム人の2~3倍であると彼女は言います。これは移住者の母国の水準に合わせるためだそうです。
地位の高いポジションでは、移住者の子供の授業料や家賃、専属運転手、家族全員の飛行機代などを出す企業もあると彼女は言いました。

快適なライフスタイル

生活費の安さから、移住者が受け取る給与でとても快適な暮らしをすることができます。
2年以上ベトナムで働いているフランス人のBenjamin Durand はソフトウェアエンジニアとしてハノイで働き、月2,500ドルを稼いでいますが、それでも十分満足な暮らしができていると言います。
この給与は平均的なベトナム人の年収なので、彼は満足な暮らしができるのです。週末には、Durandはハノイ周辺で登山を楽しんだり、多くの外国人が集まるパブでダンスを楽しんでいます。「ベトナムに住むことは素晴らしい体験になっています。」と彼は言います。

「王様のような生活」

2018年6月、ベトナムの2大都市の生活費は世界で最も安いと共同のオンラインデータベースのNumbeoが明らかにしました。Numbeoはユーザーが都市の生活費をアップし比較できるサイトです。
ハノイは7位、ホーチミン市は9位にランクインし、フィリピンのマニラやマレーシアのクアラルンプール、タイのバンコクよりも安くなっています。
ハノイで英語のチューターをしているメーガンは、アメリカで使っていた半分の額しか費やしてません。さらに、彼女はハノイに来る前に1年間暮らした韓国にいた時よりも、貯金ができているのです。
「望むのなら、ベトナムでは王様や女王様のような暮らしができます。」と彼女は言います。
移住者の需要が高い地域では、地元の企業はあの手この手で移住者を惹きつけようとしています。ベトナムで人気があり、国内に30の教室を持つ英語教室Apollo Englishでは、帰国の飛行機代、最初の週の家賃を無料にする、ビザや労働許可証の取得のサポートなどのインセンティブを提供しています。
また、別の英語教室Cleverlearnでは、外国人講師の給与を月2,000ドルにしました。また教室は移住者の教師に対し、家探しの手伝いやその他入国時に必要な支援を行うことを約束しています。

明らかな特権

多くの企業が実際の人事の需要を満たすために外国人を雇いますが、一方ではマーケティング、外国のすべてのものに対するベトナム人の好みを利用するために外国人を雇用する企業もあります。
広告代理店はしばしば移住者を雇い、製品の宣伝をします。これは、外国人の容姿、特に西洋人が顧客を魅了するからです。
これはいい傾向ではないかもしれないと社会学者らは言います。「多くのベトナム人は外国人は裕福でスキルがあると考えていますが、それは必ずしも真実であるわけではありません。」と、ベトナム社会科学院のTrinh Hoa Binh副長官は言いました。
この現象によって、ベトナムの人々が自分たちの文化に対する自信をなくしているとBinh氏はVnExpress Internationalに話しました。さらに彼は、ベトナムの人々がより教育されれば、彼らは国の外国人労働者の真の価値を理解し出すとしています。
しかし現在はこの認識が移住者の幸せで楽しい生活を妨げることはないでしょう。
南アフリカ出身の英語教師サマンサは、収入の満足度や友好的な人々がいる文化、仕事の機会の豊富さなどから、ベトナムが近い将来彼女の第2の故郷になると言っています。
「もちろん、仕事を求めてここへ来て、母国に帰っていった人々も知っています。」とサマンサは言いました。

ベトナムに住む

大要

このガイドでは、ベトナムに移住するにあたって必要な、入国要件、医療、教育などの情報を掲載しています。

入国と居住の条件

全て外国人はベトナムのビザを取得しなければなりません。自国の大使館や領事館はベトナムのビザの発行や手続きに関与していません。ベトナム国外にいる場合は最寄りのベトナム大使館または領事館に連絡してみてください。所在地や連絡先の詳細はインターネットで調べることができます。ベトナム国内でベトナムのビザの延長などをしたい場合は、最寄りのベトナム移民局に連絡してください。
ベトナム国民は地元の警察に身分登録をしなければなりません。ホテルにチェックインする時は、パスポートを提出することで、ホテル側が警察に身分登録をすることができます。パスポートは必ず返してもらい、安全な場所に保管するようにしましょう。ホテルの部屋を借りるデポジット代わりにパスポートを預けるのは絶対にやめましょう。また、個人的なアパートに滞在する場合でも登録は必要です。到着後すぐに、ホストに手伝ってもらえないか掛け合ってみましょう。登録をしないと、罰金が科せられるかもしれません。

雇用

外国人がベトナムで3ヶ月以上働く場合、労働許可証とその職に適した就労ビザが必要になります。あなたの雇用主は労働許可証を得るための書類作成に協力しなければなりません。労働許可証なしで働くことは許されておらず、巨額の罰金や退去命令が出されることもあります。

運転免許証と自動車

ベトナムで車やバイクを運転したいのなら、ベトナムの運転免許証を取得しなければなりません。運転免許証なしで運転することは違法です。有効な国際免許または自国の運転免許証があれば、ベトナムの運転免許証を申請することができます。住んでいる場所の最寄りの運輸省で手続きの詳細を確認してください。

ベトナムの医療

ベトナムの医療機関は基本的なもので、英語が話せる人がいる病院は少ないです。国際病院や私立病院で英語が話せるところもありますが、費用はとても高いです。航空輸送でシンガポールやタイに行く場合はとても高額になります。ベトナムの滞在にあたって有効な医療保険があることを確認しておきましょう。

教育

ハノイ、ホーチミン市、ダナンやその他の大都市には英語やインターナショナルスクールが数多く存在します。

海外で仕事を始めるには

違う国で仕事を見つけるのは大変なことです。ここにはあなたの夢の仕事を海外で始めるためのヒントが書かれています。特別な経験をしたいと思っている新卒者か、経験豊富な労働者かに関わらず、国境を超えることはとても興味深いことです。残念ながら、海外で働くことを夢見る多くの労働者が、それを実現せずにいます。なぜなら、海外で仕事を探すことが難しいからです。
私たちはそれぞれの分野のエキスパートに話を聞きました。

オンラインネットワーキング

インターネットで海外の求人情報を検索するのは簡単な方法ですが、利点はそれだけではありません。ソーシャルメディアの発達により、インターネットでより専門的な繋がりを持てるようになりました。「オンラインネットワーキングは面と向かったネットワークづくりの礎になり、正しく使えば、良いきっかけになります。」と話すのは、ハロゲンソフトウェアのHRであるLisa Mullen氏です。「オンラインのコミュニティやユーザーグループは求職者が声を大にすることなく、技術や考え、リーダーシップを示す機会を提供しています。」

直接の経験

あなたがお気付きのように、新しい国に移り住むことは多くの変化があります。もしあなたが真剣に移住を考えているのなら、あなたが働きたいと思う国に一度は訪れたことがあるはずです。もしそうでなければ、旅の計画を立てることは十分に価値があることです。文化に触れるだけではなく、具体的な移住のイメージが持てると思います。
「あなたが目指す国を訪れ、情報収集をするのは良い手段です。」と中国中央テレビ(CCTV)のGlen Lovelandマネージャーは言います。「国際企業はその国に訪れたことのない人を雇うことに気が進みません。自分でその国の現実を知り、期待とのギャップを埋めておくと良いでしょう。」

その土地の仕事の応募方法を調べる

多くの外国人求職者はカルチャーショックに備えていますが、仕事への応募段階で予想を超えてくることがあります。「アメリカ国外で仕事を探すときは、その地域の求職の手続きの慣習を理解し、その国の言語で履歴書を書きましょう。」とオンライン卸売のSaleHooのSimon Slade CEO兼共同創設者は言います。「例えば、ニュージーランドでは、アメリカ英語よりもイギリス英語のスタイルが好まれます。」
また他の国では、違いは言語だけにとどまりません。「中国では、履歴書に顔写真を貼ることが当たり前です。」とLoveland氏は言います。「その土地の履歴書の様式を用いることで、雇用主に対していかに本気かを伝えることができるでしょう。」

海外の前に国内

遠くの場所のポジションを探しているかもしれませんが、まずは国内の求人を探してみましょう。「まずは、自分の会社が国際的なポジションを持っているかどうかをみてみましょう。」と話すのはCCTVのGlen Loveland氏です。「もしあなたの会社に公式な企業内異動がなくても、海外のHRと繋がることができるはずです。」
「もしあなたが専門的組織の一員ならば、海外にオフィスがないか確認してみましょう。」とLoveland氏は推奨します。「もしかするとローカルの求職をあなたに提供することができるかもしれません。」

あなた自身を説明する

雇用主によって、面接時の質問は多岐にわたることから、まずはなぜ海外に移住したいのかを明確に答えられるようにしておきましょう。「なぜ海外に移住したいのか、しっかりとしたストーリーを持ちましょう。それはあなたのキャリアに役立つことですか?あなたの配偶者が異動になり、あなたも仕事を得なければなりませんか?常に海外へ行きたいという気持ちがあり、今がその時だと思いますか?」とLoveland氏は言います。「リクルーターや人事部長はあなたにどれほどの適性があるのかを見極めたいのです。移住者を雇うということは、書類面や法的に厄介なことが多いのです。移住に時間のかかる人を雇うのは、重大なリスクがあるのです。」

忍耐は美徳

これで、海外で仕事を得る準備ができ、そこへ飛び出し世界を見る準備ができたことと思います。実際に、海外で仕事を得ることは、国内で仕事を得るよりもはるかに時間がかかるのです。「仕事を探すのにまず4~6ヶ月かかります。ビザの手続きにも時間を要します。」とLoveland氏が警告します。「例えば、中国中央テレビでは、合格通知が来てその仕事を受けてから、ビザの申請用紙を受け取るまでに4ヶ月もかかりました。計画に余裕を持ち、全てが国際的な動きをするということを覚えておくことは重要です。」

ベトナムに移住するべき8つの理由

ここ数十年、海外へ移住したり、移住を考える人々が劇的に増えています。もしあなたがアジアの国に移り住み、働きたいと思っているのなら、ベトナムは最高の場所であると言えます。以下の理由で、あなたはよりベトナムに移住したくなるでしょう。

仕事の機会

明らかに、世界経済におけるアジアの重要さは高まっています。そしてベトナムの持続的な経済成長は何百万という新たな仕事を生み出しています。事実、世界の多くの場所で雇用がないことが問題になっていますが、ベトナムは特に外国人の求人で溢れています。需要のある分野は、教育、財政、銀行、ITで、英語さえわかれば言葉の壁は関係ありません。

比較的高い給与水準

HSBC Expat Explorer調査の第七版によると、もし6桁の給料を得たいのなら、アジアへ行くことを推奨しています。その調査では、世界で250,000ドル以上を稼いでいるのは7%ですが、ベトナムへの移住者は15%ととなっています。さらに、ベトナムへの移住者の75%が可処分所得の高さに満足しているようです。良い給料は、あなたの仕事の魅力を高めます。

安い金額で余裕のある暮らし

世界のあらゆる場所と比べても物価が安いことから、移住者はそこまで金額をかけなくても、快適な暮らしができます。どの予算にも合うような、都心にある家具家電完備の贅沢なアパートメントから、郊外の質素な家まで、様々です。また、西洋の料理を安く食べることができます。HSBC Expat Explorer調査によると、移住者の49%が地域のレストラン、映画館、音楽バーなどの夜の娯楽に費やすお金が少ないと言います。世界の平均は23%なので、安いことがわかります。これらの理由から、ベトナムは世界でもコストパフォーマンスの良い国となっているのです。

文化の面白さ

移住者の64%が、ベトナムは住むにあたって文化的に魅力のある国であると回答しています。なぜなら、ベトナムの文化を体験することも、お金をかけずにできるからです。
ベトナムは印象的で特色のある文化を持っています。食事もバラエティに富んでいて、テトやそのほかの休日は特別な料理を堪能することができます。また「ストリートカルチャー」があり、食事や飲み物の屋台をいたる所で見つけることができます。人々は時に歩道に座り、食事や持ち帰りのコーヒーを持ち寄って会話を楽しみます。
旧正月、中秋などベトナムには年中たくさんのお祭りがあり、様々な催しがあります。ベトナムの人々は急速に発展した都市にもかかわらず習慣を大切にし、伝統的な村では陶器類や絨毯などを作り、民族市場は貿易のためだけではなく、文化や歴史の価値をプレゼントする場にもなっています。また、ここでは紹介しきれない様々な文化があります。

ベトナム人の性格

悲惨な歴史を経験し近年急速に変化してきたにも関わらず、ベトナム人は外国人に対して未だにおもてなしの心と寛大さを持っています。また、賢く、勤勉で、困難な状況を乗り越えてきたことから、より専門的で良い仕事ができるのです。彼らは純粋ですが、順応性があり、熱心で、物事を前向きに考え、楽観的です。ぜひ彼らと関わってみてください。

安全性

近隣国と比べて、ベトナムはその地形から住むにも働くにも安全であると言われています。自然災害はほぼありません。地震や津波、火山がないのです。政治的にも社会的にも比較的安定しています。ベトナムで政治的な混乱に巻き込まれることはまずないでしょう。さらに、犯罪率は低く、あなたが必要最低限の用心をしていれば、小さな犯罪は問題にならないでしょう。

良好な気候

ベトナムは北部、南部、中央で気候が異なり、常にどこかは良好な天候です。北部で生活すれば、四季を感じることができ、南部は雨季と乾季のみです。しかし、もしあなたが1年中温暖な気候を好むのなら、ベトナムはぴったりの場所です。

素晴らしい景色と歴史的な場所

ベトナムには多くの魅力的な観光地があります。晴れた海岸が好きですか?ベトナムには、ニャチャン、ムイネー、フークオック、ミーケなど、数えきれないほどの美しいビーチがあります。もし湖や小川がある綺麗で涼しい高地に行きたいのなら、ダラット、サパ、ムーカンチャイ、モックチャウなどに行ってみてください。ベトナムの文化や歴史や人々について学びたい方は、メコンデルタ、フエ、ホイアンまたはホーチミン市の歴史博物館に行ってみてください。さらに、フォンニャ=ケバン国立公園、ハロン湾、ファンシーパン山はその美しさが世界的にも認められています。いずれにせよ、休暇や休日にどこへ行くかの心配をする必要は全くありません。